音楽

音楽サブスクはもったいない?後悔しないための使い方&節約術

「音楽サブスクって、高くない?」「なんか元が取れてない気がする…」
そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?

月額料金を払っているのに、気づけばいつも同じプレイリストばかり。
たまにしか音楽を聴かない自分には、正直“もったいない”気がしてきた……。
そんな方にこそ読んでほしいのが、この記事です。

本記事では、Spotify歴5年以上の筆者が「音楽サブスクは本当にもったいないのか?」という疑問をリアルに掘り下げ
・なぜそう感じてしまうのか?
・実際にどんな楽しみ方ができるのか?
・上手に使いこなすコツ
をわかりやすくご紹介していきます。

この記事を読めば、今まで気づかなかった音楽サブスクの魅力や可能性に出会えるはず。
読み終わる頃には、「意外とアリかも」「もっと使いこなしてみたい」と思えるヒントがきっと見つかりますよ。

そもそもなぜ「音楽サブスク=もったいない」と感じるのか?

音楽サブスクを「なんとなくもったいない」と感じる人は少なくありません。では、なぜそのように感じてしまうのでしょうか?主な理由をいくつか挙げてみます。

YouTubeなど無料サービスとの比較

まず多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「無料で聴けるYouTubeで十分じゃない?」という点。確かに、YouTubeには公式MVやライブ映像、さらにはファンが作成したプレイリストまで豊富に揃っており、お金を払わなくても音楽を楽しむことができます。
「無料でここまでできるのに、わざわざお金を払う意味ある?」と感じてしまうのも無理はありません。

月額制に対する抵抗感

サブスク特有の「毎月課金される」という仕組みに抵抗を感じる人もいます。特に月に1,000円前後の出費が続くとなると、「本当にその価値あるのかな?」と考えてしまいがち。
利用頻度が安定しない人にとっては、「使わない月もお金がかかる」ことがもったいなく感じる原因になります。

聴きたい曲が入ってない不満

「せっかく登録したのに、あのアーティストの曲がない…」という経験をした人もいるのではないでしょうか。サブスクサービスによっては、一部の人気アーティストや特定の曲が提供されていないこともあり、それが不満につながります。
「お金払ってるのに全部聴けないなんて…」と感じてしまえば、当然「もったいない」という印象になります。

音楽を毎日聴く習慣がない

根本的な理由として、「そもそも音楽を毎日聴かない」という人にとっては、音楽サブスクはオーバースペックかもしれません。
移動中や作業中に音楽を聴く習慣がなければ、「そんなに使わないのに毎月払うのは…」と感じるのも自然なことです。

実体験から語る:私はこうして「もったいなくない」と感じた

「音楽サブスクって、結局もったいないんじゃないの?」
そんな声も聞きますが、私はSpotifyを5年以上使い続けてきて、むしろサブスクだからこそ得られる価値があると感じています。最近では、彼女にも「これ、絶対使ったほうがいいよ」とおすすめして、半ば強制的に契約してもらったほどです(笑)。

ここでは、そんな私が実感しているSpotifyの魅力と、音楽サブスクの価値についてご紹介します。

① 好奇心で音楽に触れられる「聴き放題」の魅力

Spotify最大の魅力は、やはり定額で圧倒的な曲数が聴き放題な点。
これによって、「ちょっと気になるバンド名を見つけた」とか「なんとなくタイトルが面白そう」といった、ふとした好奇心でどんどん新しい音楽に触れることができます。

私が子どもの頃、レンタルショップで「3枚まで選んでいいよ」と言われて、限られた中から慎重に選んでいたのを思い出します。もっといろいろ聴いてみたかったのに、当時は気軽に試せる環境ではなかった。

今はそのハードルがぐっと下がり、好奇心を満たしながら、新しい「好き」に出会えるチャンスが広がっていると感じます。

② レコメンド機能で思いもよらない名曲に出会える

Spotifyには、「Discover Weekly」など自動で作成されるプレイリストがあり、自分の好みに合った音楽を毎週提案してくれます。これが本当に優秀で、まるで音楽好きの友達が「これ、君も好きそうだよ」と教えてくれるような感覚。

特に印象的だったのは、ある日Spotifyが玉置浩二さんの『田園』をおすすめしてきたときのこと。正直、それまで一度も聴こうと思ったことがなかったのですが、聴いてみると驚くほど心に刺さって、「こういう音楽もアリだな」と新しい扉が開かれました。

他にも、AAAに縁のなかった私が、Nissyの『DANCE DANCE DANCE』を聴いて「え、めっちゃええ曲やん」と思えたのもSpotifyのおかげ。こうした「偶然の出会い」こそ、サブスクの醍醐味だと思っています。

③ シチュエーションにぴったりのプレイリストが便利すぎる

Spotifyには、「ワークアウト」「リラックス」「通勤・通学」など、気分やシチュエーションに合わせたプレイリストが豊富に用意されています。これは“ながら聴き”との相性が抜群で、例えば筋トレ中にテンションの上がる曲が自然と流れてきたり、ドライブ中にちょうどいいテンポの曲が続いたりと、生活のリズムに音楽がスッと馴染んでくれます。

特にドライブでは重宝していて、同乗者の年代や音楽の好みがバラバラでも、Spotifyのプレイリストを流しておけば間違いない、という安心感があります。

音楽を「ただ聴くだけ」から「発見する楽しみ」へ。
Spotifyは、そんな音楽体験を届けてくれるサービスです。使えば使うほど、月額以上の価値が感じられると思います。

逆に「もったいないまま終わってしまう人」の特徴

Spotifyなどの音楽サブスクは、上手に活用すれば音楽体験が豊かになるサービスですが、逆に「うまく使いこなせず、もったいないまま終わってしまう人」も少なくありません。ここでは、そんな人たちの特徴を紹介します。

① ただ“流し聴き”するだけで終わってしまう

BGM代わりに音楽をかけっぱなしにする“流し聴き”が悪いというわけではありません。ただ、それだけの使い方だと、せっかくの「レコメンド機能」や「プレイリスト機能」などの魅力を体感できず、サブスクの本領を発揮できていないケースが多いです。

自分から能動的に音楽を探したり、おすすめに耳を傾けたりすることで初めて「お、これ好きかも!」という出会いが生まれます。流し聴き中心で終わってしまうと、音楽との接点がどうしても浅くなりがちです。

② 惰性で契約を続けている

「とりあえず契約したけど、最近ほとんど使っていない」という方も要注意です。サブスクは定額制だからこそ、使わないまま契約を続けると“サブスク疲れ”や“サブスク貧乏”になりやすいもの。

本当にもったいないのは、サービスを活用しきれていない状態でお金だけが出ていくパターン。まずは自分の音楽の聴き方を見直してみるのがおすすめです。

③ 曲の発掘や楽しみ方を知らない

サブスクの魅力のひとつが「音楽の宝探し」。でも中には、「何を聴けばいいか分からない」「新しいアーティストを探すのが面倒」と感じてしまって、結局いつもの数曲だけをループして聴いている人もいます。

Spotifyには「Discover Weekly」や「Release Radar」など、音楽を提案してくれる機能が揃っているので、そこを使いこなせば“選曲の手間”はかなり省けます。自分の好みを少しずつアプリに学習させていくことで、どんどん精度も上がっていきます。

音楽サブスクは、ただ契約していれば価値を感じられるものではありません。
ちょっとした工夫や使い方次第で、毎日の生活がもっと楽しく、豊かになるツールです。

もし「いまいち使いこなせていないかも…」と感じている方は、ぜひ一度、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

それでも「もったいない」と思うなら? Spotifyを活用するコツ

ここまで読んで、「やっぱりサブスクはなんだかもったいない気がする…」という方もいるかもしれません。でも安心してください。そんな方にこそ知ってほしい“もったいなくしないための活用術”があります。

まず、いきなり有料プランに抵抗がある場合は、Spotifyの無料プランから始めてみるのがおすすめです。曲のスキップに制限があったり、広告が入ったりしますが、「音楽サブスクってこんな感じか」という体験はしっかり味わえます。

さらに、もしパートナーや家族がいるなら、**Duoプラン(2人用)ファミリープラン(最大6人まで)**を活用することで、1人あたりの月額コストを大幅に下げることも可能です。これなら「月額制ってなんか高いかも…」という不安もグッと和らぎます。

そして本当に大事なのは「使い方」。ただ流しているだけではなく、少し工夫を加えるだけでSpotifyは“毎日がちょっと楽しくなるツール”に変わります。

もったいなくしないためのSpotify活用術【5選】

① Discover Weeklyを活用する

毎週月曜に更新されるこのプレイリストは、自分の再生履歴をもとにSpotifyが自動生成してくれる“あなた専用のおすすめ曲”集。精度も高く、予想外の名曲に出会えるチャンスです。

② シチュエーション別プレイリストを使い分ける

「作業中」「通勤中」「リラックスタイム」など、シーンに合わせたプレイリストが豊富に用意されているので、場面ごとに使い分けるだけでもかなり便利。生活の質がちょっと上がる感覚があります。

③ Duoプラン・ファミリープランでお得に契約

1人で契約するより圧倒的にコスパがいいのが、Duo・ファミリープラン。パートナーや家族と一緒に使えば、無理なく継続できるはず。

④ 聴きたいジャンルをあらかじめリストアップしておく

「今日はこのジャンルを開拓してみよう」とリストを作っておくと、音楽探しが楽しくなります。気分に合わせて“ジャンル縛り”で聴いてみるのも新鮮です。

⑤ ワークアウトや作業用BGMとして活用

音楽って「ながら」でこそ力を発揮します。筋トレやランニング、仕事や勉強のBGMに使えば、集中力もアップ。気づけば習慣化して、自然と「元が取れてる!」という感覚になれますよ。

サブスクは、ただ契約するだけでは本当の良さは伝わりません。
でも、ちょっとした工夫と意識で「生活に欠かせない存在」になります。

「もったいない」で終わらせるのではなく、「もっと使いこなしてやろう」と一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

「それでも迷う…」という人への選択肢

ここまで読んでも、「やっぱりサブスクにお金を払うのはちょっと…」と感じている方もいるかもしれません。そんな方にこそ、いきなり有料プランに飛びつくのではなく、“無料で試す”という選択肢をおすすめします。

まず、Spotifyには無料プランがあります。スキップ制限や広告挿入など一部機能に制限はありますが、音楽のレコメンドやプレイリスト機能など、Spotifyの“使い心地”はしっかり体験できます。

また、Spotify以外にもYouTube Music FreeAmazon Music Freeといった無料で使える音楽サービスがあり、そちらを試してみるのもアリです。それぞれに強みがあり、たとえばYouTube MusicはMV込みで楽しめる点が魅力ですし、Amazon Music FreeはAmazonアカウントがあればすぐに使える手軽さが魅力です。

結局のところ、「月額課金って本当に自分に合うのかな?」という不安があるなら、まずは無料で“体験”してみるのが一番の近道です。使ってみると案外ハマってしまう…というパターンも少なくありません。

音楽との距離感は人それぞれ。でも「気になってるなら、一度試してみる」。それだけで、思わぬ出会いや日常の楽しさが広がるかもしれません。


まとめ:Spotifyは使い方次第で最強のコスパ!

ここまで読んでいただきありがとうございます。音楽サブスク、特にSpotifyの魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです。

結論として言えるのは、音楽サブスクが「もったいないかどうか」は、その人の使い方次第だということ。
「毎日使わなきゃ損」と考えるのではなく、自分のペースやライフスタイルに合わせて**“上手に使いこなせるか”が価値の分かれ目**です。

例えば、気分に合ったプレイリストで一日を始める、ふと懐かしい曲を聴いて過去を思い出す――そんな日常の中のひとコマにも、音楽があるだけでちょっと気持ちが豊かになります。

私にとって音楽は、ただ楽しいだけでなく、「あのとき聴いていたな」と記憶や感情を呼び起こすタイムマシーンのような存在でもあります。Spotifyを通じて、そういった曲にまた出会えることが、何よりの価値だと感じています。

もし今「なんとなく契約しているけど、あまり使っていない」という方がいたら、これを機に“音楽との付き合い方”を見直してみるのもおすすめです。
ちょっとした使い方の工夫で、Spotifyは間違いなく“最強コスパ”のサービスになります。

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