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サウナの種類まとめ|初心者でもわかる特徴・効果の違いとおすすめの入り方

「サウナにはいろんな種類があるけど、正直どれがどう違うのかよくわからない…」
そんな風に思ったことはありませんか?

ドライサウナ、ロウリュ、ミストサウナ、塩サウナなど、名前は聞いたことがあっても、実際にどんな特徴があって、どんな人に向いているのかは意外と知られていないもの。

そこで本記事では、代表的なサウナの種類とその違いを、初心者の方でもわかりやすく解説します。
さらに、目的別に「あなたに合ったサウナ選び」のヒントもご紹介。

これを読めば、次にサウナへ行くときに「自分にぴったりのサウナ」を選べるようになりますよ!

そもそもサウナのことをよく知らないという方は以下の記事も参考にしてみてください。

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サウナにはどんな種類がある?【代表的な6タイプ】

ドライサウナ(高温・低湿)

日本のスーパー銭湯などで最も一般的なスタイルが「ドライサウナ」です。
室温は90〜100℃と高温ですが、湿度は10〜20%程度と低め。そのため発汗作用が強く、「ガツンと整いたい!」という人に人気があります。

高温環境でしっかり汗をかくことで、代謝アップやデトックス効果も期待できます。
ただし、体への負担は大きめなので、無理せず短時間から慣れていくのがポイントです。

フィンランド式サウナ(ロウリュ)

ロウリュとは、熱したサウナストーンに水やアロマ水をかけて蒸気を発生させる、フィンランド発祥の伝統的な入浴法です。

一気に室内の湿度が高まり、体感温度がグッと上がることで発汗が促進されます。
アロマの香りと蒸気の包まれるような感覚で、心身ともに深いリラックスを得られるのが魅力。

静かな空間でじっくり「整う」感覚を味わいたい方におすすめのサウナです。

ミストサウナ(低温・高湿)

ミストサウナは40〜50℃前後の低温ながら、湿度は80〜100%と非常に高く、霧のようなやわらかな蒸気に包まれるのが特徴です。

肌への刺激が少なく、乾燥しにくいため、美容を重視する方や敏感肌の方にもぴったり。
「汗をかくのが苦手だけどサウナには入りたい…」という方にもやさしい、癒し系サウナです。

スチームサウナ

スチームサウナも湿度が高いタイプですが、ミストサウナに比べると温度がやや高め(40〜60℃程度)で、蒸気がやや濃密。

湿度はほぼ100%で、喉や鼻の粘膜にやさしく、呼吸がしやすいのが特徴です。
ドライサウナが苦手な初心者でも入りやすく、リラックスしながらじんわり汗をかけます。

岩盤浴

岩盤浴は、サウナとは異なり「温められた天然鉱石の上に横たわる」スタイル。
室温は40〜50℃前後と比較的低温で、遠赤外線の効果で体の内側からじっくり温まります。

大量の発汗がありながらも体への負担は少なく、女性に特に人気。
サウナとの違いは「空気ではなく岩からの熱を受ける点」や、「寝転んで入るスタイル」であることです。

塩サウナ

塩サウナは低温(50〜60℃程度)かつ高湿度の空間で、体に塩を塗って入るのが特徴。

塩のミネラル成分が毛穴の汚れを吸着し、発汗とともに老廃物を排出してくれます。
また、塩には殺菌・保湿作用があり、肌がすべすべになる「美肌効果」も魅力。

美容とデトックスを同時に叶えたい人にぴったりのサウナです。

目的別に見る「自分に合ったサウナの選び方」

サウナには種類ごとに特徴があり、目的に合わせて選ぶことでより満足度が高まります。
ここでは、「整いたい」「美容を意識したい」「初心者でも安心して入りたい」など、それぞれの目的に合ったサウナの種類をご紹介します。

しっかり汗をかいて整いたい人におすすめの種類

「とにかくガッツリ汗をかいて、あの“ととのう”感覚を味わいたい!」
そんな方には、ドライサウナや**ロウリュ(フィンランド式サウナ)**がおすすめです。

特にドライサウナは高温・低湿の環境で一気に汗が噴き出すので、短時間でもしっかりデトックスできます。
さらにロウリュでは、熱波とアロマの香りによって深いリラックス状態になれるので、「整う」体験を求める人にぴったりです。

美容・肌ケアを重視する人におすすめの種類

美肌を目指すなら、ミストサウナ塩サウナが最適です。

ミストサウナは低温&高湿度で肌への刺激が少なく、しっとりと潤いを与えてくれるのが魅力。
一方、塩サウナは塩のミネラル効果で古い角質を落とし、毛穴汚れのケアにも効果的。
「毛穴スッキリ+しっとり肌」を目指したい人は、ぜひ試してみてください。

サウナ初心者でも入りやすい種類は?

「サウナはちょっとハードル高いかも…」という初心者には、スチームサウナミストサウナがおすすめ。

どちらも温度が低めで湿度が高く、呼吸しやすい環境なので、初めてでも安心して入れます。
熱すぎず、肌やのどに優しいので、「まずは気軽に試してみたい」という人に最適です。

体力に自信がない人でも安心なサウナ

体力に自信がない方や、ゆったりと温まりたい人には、岩盤浴がおすすめです。

横になって入れるスタイルなので、立っている必要もなく、身体への負担が少なめ。
じんわりと芯から温まる感覚があり、疲労回復や冷え性改善にも効果的。サウナよりもマイルドな温浴体験を楽しめます。

サウナの種類別「整いやすさ」と効果の違い

ウナに入ると「整う」とよく言われますが、整いやすさはサウナの種類によって異なります。
ここでは、発汗量・心拍数・リラックス効果といった観点から、各サウナの“整い度”を比較してみましょう。

発汗の量や心拍数の変化はどう違う?

  • ドライサウナ(高温・低湿)
     短時間で大量の汗をかけるのが特徴。室温が高いため心拍数も上がりやすく、自律神経が刺激されて「ととのう」感覚を得やすいです。
  • ロウリュ(フィンランド式)
     湿度が加わることで発汗がさらに促進。アロマの香りによって精神的なリラックス効果も高く、整い体験がより深くなりやすいです。
  • ミスト・スチームサウナ(低温・高湿)
     発汗はじんわりと穏やか。心拍数の上昇はゆるやかで、リラックス重視の整い方ができます。
  • 岩盤浴
     心拍数の変化は最も穏やかで、深部体温をじっくり上げていくタイプ。精神的なリセットに向いています。

ロウリュが人気の理由

ロウリュが人気を集めている大きな理由は、**「熱+香り+蒸気」**による五感へのアプローチ。
アロマ水を使うことで心地よい香りが空間に広がり、蒸気が体全体を包み込むことで深い没入感を得られます。

また、熱波師(アウフグース)による熱風サービスがある施設では、体感温度が一気に上がって汗が噴き出すため、爆発的な爽快感が得られるのも魅力のひとつ。

高温サウナ vs 低温サウナの違い

低温サウナ(ミスト・スチーム・岩盤浴)
 副交感神経が優位になりやすく、じんわりとリラックスして整いたい人向け。
 体への負担が少ないので、疲れすぎている時やゆったり過ごしたい日にもぴったりです。

高温サウナ(ドライ・ロウリュなど)
 短時間で整いたい人に向いており、交感神経が強く刺激されて集中力アップや疲労感の軽減に効果的。
 「ととのう快感」を強く感じやすいのもこのタイプです。

サウナと相性がいいアイテム・マナーもチェック

サウナをより快適に楽しむためには、アイテムの使い方や種類ごとのマナーも重要です。
ここでは、「サウナハット」「アロマロウリュ」などのアイテムと相性のいいサウナ、そして種類別の注意点について解説します。

サウナハットとの相性がいい種類は?

サウナハットは、頭部ののぼせや髪のダメージを防ぐための定番アイテムです。
特に以下のような高温環境でのサウナと相性抜群です。

  • ドライサウナ:温度が90〜100℃にもなるため、頭が熱くなりやすく、サウナハットの使用が推奨されます。
  • ロウリュサウナ:蒸気が一気に頭に来るため、ハットがあると体への負担が軽減されます。

サウナハットは「ととのう時間を延ばしたい」「熱さに弱い」という方にもおすすめです。

サウナハットについてもっと知りたい方は以下の記事も読んでみてください!

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アロマ・ロウリュを楽しめるサウナとは

アロマ水を熱したサウナストーンにかけて蒸気を発生させるロウリュサウナでは、アロマの香りと熱気の相乗効果が魅力です。

  • フィンランド式のロウリュでは、ラベンダーやユーカリなどのアロマを使った演出が一般的。
  • 熱波師による「アウフグース」で香りと熱を楽しむイベントも人気。

アロマの香りはリラックス効果を高めるだけでなく、心のリフレッシュにも効果的です。
アロマ好きな方は、ロウリュ対応の施設を選ぶのがおすすめです。

種類別のマナーや注意点(塩サウナの塩の使い方など)

サウナの種類によって、守るべきマナーや注意点があります。特に以下のようなポイントに気をつけましょう。

  • 塩サウナ
     体に塗る塩は、優しくマッサージするように使うのが基本。
     傷があるとしみるので注意が必要です。また、塩は洗い流すことが前提なので、終了後はしっかりシャワーで流しましょう。
  • ミスト・スチームサウナ
     湿度が高く、タオルやサウナマットが濡れやすいので、備え付けの座面を使うかタオルをこまめに交換しましょう。
  • 岩盤浴
     静かな空間で休む人が多いため、会話は控えめに。汗をかいたタオルはすぐ交換し、共有スペースを清潔に保つのがマナーです。

正しい使い方をすることで、より快適にサウナ時間を楽しめますし、他の利用者とのトラブルも避けられます。

サウナ初心者におすすめの施設の選び方(タイプ別)

これからサウナを始めたい!という初心者の方に向けて、タイプ別におすすめの施設選びのポイントを紹介します。
無理せず、自分に合ったサウナから始めることで、より心地よい「整い体験」が味わえますよ。

初めてならミスト or スチームから

サウナ初心者の方には、ミストサウナスチームサウナといった、比較的温度が低く湿度の高いタイプが最適です。

  • 温度が40〜50℃前後と低めなので、身体への負担が少なく入りやすい
  • 湿度が高く、呼吸もしやすいためリラックスしやすい
  • 美肌効果や保湿効果も期待でき、女性にも人気

「サウナ=暑くて苦しい」というイメージを持っている方にこそ、ミスト・スチーム系はおすすめです。

ロウリュを体験したいなら?

サウナならではの“非日常感”を味わいたいなら、**ロウリュサウナ(フィンランド式)**がぴったり!

  • アロマ水をストーンにかけて発生する蒸気が心地よく、初心者でも楽しめる
  • 熱波師によるアウフグース(熱風サービス)イベントがある施設も
  • サウナ初心者でも「ととのう感覚」をつかみやすい

最近ではロウリュ専用の部屋がある温浴施設も増えており、手軽に体験できます。

SNSで話題の変わり種サウナも紹介

最近ではSNSを中心に、個性的なサウナが話題になっています。
ちょっと変わったサウナを体験したい方は、以下のような施設をチェックしてみましょう。

  • テントサウナ:アウトドアで楽しむスタイル。川や湖に飛び込む外気浴が最高!
  • サウナバス・トレーラー型サウナ:移動式で自然の中に設置されることも。
  • アートや音楽とコラボしたサウナ:感覚が刺激される、エンタメ系サウナ。

遊び感覚で楽しめるサウナも増えてきているので、気になる人はInstagramやX(旧Twitter)で「#変わり種サウナ」などのハッシュタグをチェックしてみましょう!

まとめ|自分に合ったサウナで“最高の整い”を体験しよう

サウナには、ドライサウナやロウリュ、ミスト、スチーム、岩盤浴、塩サウナなど、さまざまな種類があります。
それぞれ温度や湿度、整いやすさ、リラックス効果に違いがあり、目的や体質によって向き・不向きも異なります。

初心者の方は、まずはミストやスチームなどの負担が少ないタイプからチャレンジするのがおすすめです。
「しっかり整いたい」「美肌もケアしたい」「話題の変わり種も体験してみたい」など、自分の目的に合ったサウナを選んでみましょう。

何より大切なのは、「無理せず、自分が心地いいと思えるサウナを楽しむこと」。

まずは気になったサウナ施設に足を運び、一歩踏み出してみてください。
きっと、あなたにとっての“最高の整い体験”が待っていますよ。