サウナハット

サウナハットはうざい?恥を捨て髪と脳を守るべき決定的理由

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「サウナハットを使ってみたいけれど、『うざい』『格好つけてる』と思われそうで怖い…」

昨今のサウナブームと共に利用者が急増したサウナハットですが、そんな周囲からの冷ややかな視線が気になって、最初の一歩を踏み出せずにいませんか?

実は、この記事を書いている私自身も、初めてサウナに行った時は全く同じことを思っていました。

サウナ室でハットをかぶっている人を見て、 「なんであんな変な帽子をかぶっているんだろう?」 「ガチ勢って思われたいのか? イキがっているだけじゃないの?」

正直なところ、そんなふうに心の中で毒づき、冷ややかな視線を送っていたアンチの一人です。
だからこそ、あなたが「うざいと思われたくない」「悪目立ちしたくない」と不安になる気持ちは、痛いほどよく分かります。

しかし、サウナに通い詰め、ハットの「本当の意味」を知った今、私は当時の自分を殴ってやりたいとすら思っています。
なぜなら、サウナハットは「イキるための道具」などではなく、過酷な熱から身を守るための「命綱」だったからです。

この記事では、かつてアンチだった私が考えを改めた理由と、サウナハットが敬遠される本当の原因、そして誰からも文句を言われない「スマートなハットの活用法」を徹底解説します。

これを読めば、あなたは周囲の雑音を気にすることなく、自分の体を守るための「正しい防具」として、堂々とサウナハットを手に取ることができるようになります。

なぜ「サウナハット=うざい」と言われる?4つの原因を解剖

そもそも、なぜあんなに便利な道具が一部で嫌われてしまうのでしょうか?
かつての私がそう感じていたように、「うざい」という感情の裏側には、ハットをかぶっている人たちの「特定の行動」や「集団心理」への嫌悪感が隠されています。

結論として、「サウナハットそのもの」が悪いわけではありません。 まずは敵を知ることから始めましょう。主な原因は以下の4つです。

原因1. 「意識高い系・ファッション勢」への偏見

近年、空前のサウナブームによって「サ活」という言葉が流行しました。
それに伴い、「サウナを純粋に楽しむ」ことよりも、「サウナに行っている自分をSNSでアピールすること」を目的にしている層が増えたと感じている古参ファンも少なくありません。

  • 「形から入ってるだけだろう」
  • 「ファッションで被ってて目障りだ」
  • 「サウナをファッションショーと勘違いしている」

このように、サウナハットを「自分がイケてることをアピールする道具」として使っているように見えてしまい、一部の人から「意識高い系でうざい」というレッテルを貼られてしまうのです。
これは完全な偏見であることも多いのですが、「にわかファンへの反感」がハットに向かっているケースです。

原因2. 悪名高き「ドラクエパーティー」との同一視

これが最も大きな原因であり、今回しっかり理解していただきたいポイントです。
サウナ界隈には「ドラクエパーティー」(または単に「ドラクエ」)という独特なスラング(隠語)があります。

【用語解説:ドラクエパーティーとは?】
人気RPGゲーム『ドラゴンクエスト』で、勇者の後ろを仲間たちが一列になってぞろぞろとついて歩く様子をご存知でしょうか?
サウナ施設において、まさにあのゲーム画面のように、3〜4人の若者グループが常に連れ立って行動する様子を揶揄してこう呼びます。

彼らはサウナ室に入るのも、水風呂に入るのも、外気浴で休憩するのも、常に一緒でないと行動できません。

【なぜ彼らが「うざい」とされるのか】
最大の問題は「場所の占領」と「会話」です。
限られたスペースしかないサウナ室や水風呂をグループ全員で占拠してしまい、ソロ(一人)で来ている客が入れなくなってしまいます。
さらに、「黙浴(もくよく)」が推奨されている静かな空間で、集団心理からかペチャクチャと話し続けてしまう傾向があります。

【サウナハットとの関係】
ここが悲しい点なのですが、こうしたドラクエパーティーの若者たちが、ファッションとして「お揃いの派手なサウナハット」をかぶっているケースが非常に多いのです。

その結果、マナーを守っているソロサウナーたちの中に、 「サウナハットをかぶっている奴ら」=「マナーの悪いドラクエ集団」=「うざい」 という強烈なネガティブな図式が出来上がってしまいました。

つまり、あなたが一人で静かにハットをかぶっていても、この「ドラクエ」のイメージのせいで、とばっちり(風評被害)を受けてしまう可能性があるのです。

原因3. 物理的に「邪魔」で視界を遮ってしまう

精神的な理由だけでなく、「物理的なうざさ」も存在します。
サウナハットの中には、デザイン性を重視するあまり、つばが極端に広かったり、高さ(とんがり)がありすぎるものがあります。

多くのサウナ室はひな壇のような階段状になっています。
もしあなたが前段に座り、巨大なハットをかぶっていたらどうなるでしょうか?

後ろの段に座っている人からすると、テレビ画面や時計、あるいはぼんやり眺めていた景色があなたのハットで遮られてしまいます。
「前の人の帽子が邪魔で気が散る…」「テレビが見えない」という不満が、「サウナハットはうざい」という感想に直結します。

原因4. 汗を含んだまま放置する「不潔感」

最後は衛生面のマナーです。 サウナハットは大量の汗を吸い込みます。
そのビチャビチャになったハットを、絞りもせずに更衣室で振り回したり、サウナ室のマットの上に置きっぱなしにして場所取りをしたり…。

他人の汗が染み込んだ布が近くにあることは、生理的な不快感(うざさ)を猛烈に誘います。
特に布製のハットは水分を含むと重くなり、見た目にも濡れていることが分かるため、「汚い」と思われがちです。 清潔感を欠いた使い方は、ハット利用者全体の品位を下げてしまうのです。

それでも「サウナハット」をかぶるべき絶対的な理由

ここまで読むと「やっぱり使うのはやめようかな…」と不安になったかもしれません。
しかし、そのリスクを理解した上でも、私はあなたに「今すぐサウナハットをかぶること」を強く推奨します。

なぜなら、サウナハットは単なるファッションアイテム(飾り)ではなく、過酷な熱環境からあなたの身を守る「必須の防具」だからです。

他人の目は一時的なものですが、あなたの体や髪へのダメージは蓄積され、取り返しがつかなくなります。
ここでは、恥ずかしさを捨ててでもかぶるべき「3つの物理的メリット」を解説します。

1. 【脳の保護】のぼせを防ぎ、ととのう時間を最大化

サウナに入っていて、「体はまだ温まりきっていないのに、頭がクラクラして苦しい」という経験はありませんか? これは、熱い空気は上に溜まる性質があるため、体よりも先に「熱に弱い頭部」が限界を迎えてしまっている状態です。

  • 痛み(現状): 本来もっと長く入って汗をかきたいのに、頭がのぼせてしまい、不完全燃焼のままサウナ室を出ざるを得ない。この「消化不良感」はサウナーにとって大きなストレスです。
  • 解決策: 断熱性の高いサウナハットをかぶることで、頭部への熱伝導を大幅にカットする。

ハットをかぶれば、頭の熱さを感じることなく、足先や体の芯までじっくり温まるまでの「時間」を稼ぐことができます。 その結果、水風呂に入った時の爽快感が増し、より深い「ととのい」へ到達できるのです。これは一度体験すると、二度と手放せない感覚になります。

2. 【髪の救済】サウナの熱乾燥からキューティクルを死守

特に女性や髪を大切にしている男性にとって、サウナ室は「髪にとって過酷な環境」と言っても過言ではありません。

  • 痛み(現状): サウナ上がりに髪がギシギシ・パサパサになる。高いトリートメントをしても追いつかないレベルの乾燥ダメージに悩んでいる。

髪の主成分であるタンパク質は、熱に対して非常に脆弱です。 乾燥した100℃近い熱風に濡れた髪を晒すことは、ドライヤーを至近距離で当て続けるような強い負担がかかり、キューティクルを傷める原因になります。

サウナハットは、この強烈な熱と乾燥から髪を物理的に遮断します。
「将来の髪の不安」や「終わりのない髪質改善」に悩み続けるくらいなら、今ここで布一枚を被る勇気を持つ方が、よほど建設的ではないでしょうか。

3. 【没入感】視界を遮断し、自分だけの世界に集中する

3つ目は精神的なメリットです。 サウナハットには、「うざいと思われているかもしれない視線」そのものを物理的にシャットアウトする効果があります。

  • 痛み(現状): 周囲の人の動きや視線、テレビの光が気になって、心からリラックスできない。

つばが深めのハットや、目元まで隠れるタイプをかぶれば、視界が遮られ、強制的に「自分と向き合う空間」が作られます。 外の世界が見えなくなれば、他人がどう思っていようが関係ありません。

「視界を閉ざすこと」こそが、周囲のノイズから解放される最強の手段なのです。 ハットを深くかぶり、薄暗い視界の中で自分の呼吸と心拍数だけに集中する時間は、何にも代えがたい贅沢なひとときです。

「うざい」と言わせない。好感度を下げないスマートな作法

サウナハットが「うざい」と言われる最大の原因は、ハットそのものではなく、それを使う人の「振る舞い」にあることが分かりました。

つまり、「マナーさえ完璧なら、誰からも文句を言われる筋合いはない」ということです。

ここでは、周囲から「あの人は分かってるな(サウナ玄人だな)」と一目置かれるような、ソロサウナーとしての正しい所作を4つ伝授します。これさえ守れば、あなたは決して「うざい人」にはなりません。

1. 基本は「ソロ活動」。群れずに静寂を楽しむ

記事の前半で触れた「ドラクエパーティー(集団行動)」にならないことが、最も重要なポイントです。

もし友人と施設に行ったとしても、浴室に入ったら「別行動」を心がけましょう。 サウナ室に入るタイミング、水風呂に浸かる長さ、休憩する場所…。全て自分の体の声に従って動くのが、本来のサウナの楽しみ方です。

ハットを深くかぶり、誰とも喋らず、一人で静かに蒸されている姿。
それは「うざい」どころか、「自分と向き合うストイックなサウナ愛好家」として、周囲に好意的に映ります。
「孤高のサウナー」を目指すことで、ハットはただの飾りではなく、あなたのスタイルを象徴するアイテムへと昇華します。

2. 絶対にやってはいけない「水風呂・湯船への浸け込み」

これは初心者がやってしまいがちな、一発アウトの重大なマナー違反です。

タオルと同様、サウナハットを水風呂や湯船の中に浸けるのは絶対にNGです。
汗や汚れがついた布を浴槽に入れる行為は、衛生的に非常に嫌われます。
「これだからハット勢は…」と白い目で見られる原因の筆頭ですので、移動中は必ず頭にかぶるか、手に持っておくようにしましょう。

また、掛け湯をする際も、ハットにお湯がかからないように注意するのがスマートです。

3. サウナ室での「しぼり行為」はご法度

サウナ室内で、汗を吸ったハットを「ジャーッ」と絞る行為。これも絶対にやめましょう。

あなたの汗が床やベンチに飛び散る様子は、見ていて気持ちの良いものではありません。 「汗ロウリュ」などと揶揄されるほど嫌われる行為です。 ハットから滴る汗が気になる場合は、一度退室するか、入室前にしっかりと水気を切っておく(もちろん浴槽外で)配慮が必要です。

「自分の汗を他人の領域に残さない」という意識が、スマートなハット使いへの第一歩です。

4. 置き場所に困ったときは?「場所取り」に見えない工夫

サウナハットを使い始めると、「休憩中や体を洗っている時、どこに置けばいいの?」という問題に直面します。

ここで一番やってはいけないのが、「サウナ室のベンチや洗い場に置きっぱなしにする」こと。これは「場所取り」とみなされ、トラブルの元になります。

【スマートな置き場所の正解】

  • サウナ室前のフック: 多くの施設にはハットやタオル掛けが設置されています。自分のものが分かるように目印があると便利です。
  • 荷物棚: 浴室内の棚を利用します。
  • 自分の頭: 休憩中(外気浴中)も、頭の保温や目隠しのためにかぶりっぱなしでOKです。冬場の外気浴では、頭が冷えすぎるのを防いでくれます。

「誰かの邪魔になっていないか?」を常に考える姿勢があれば、あなたのサウナハット姿は決して「うざい」ものにはなりません。

【脱・初心者】目立ちすぎず機能的!おすすめサウナハット3選

「マナーは分かったけど、いきなり派手なハットはやっぱり抵抗がある…」 「『張り切ってる感』を出さずに、こっそりデビューしたい」

そんなあなたにおすすめなのが、ステルス性(目立ちにくさ)と機能性を兼ね備えた「実力派サウナハット」です。 奇抜なデザインの羊毛フェルトではなく、周囲に溶け込みやすい3つのタイプを紹介します。

1. 【タオル生地】周囲に溶け込む圧倒的な安心感

「まずは絶対に悪目立ちしたくない」という方には、タオル生地のサウナハットが最強です。

  • 特徴: 見た目が普通のタオルと同じパイル地なので、頭にタオルを巻いているのと変わらない自然な印象を与えます。
  • メリット:
    • カモフラージュ率No.1: サウナ室の風景に完全に馴染みます。「忍者」のように気配を消すことができます。
    • 手入れが楽: ネットに入れて洗濯機で丸洗い可能。
    • 機能性: 汗を吸いやすく、水を含ませて被ることもできる(施設による)。

今治タオルブランドなど品質の高いものを選べば、吸水性と肌触りも抜群。「ハットを被っている」という自意識すら忘れさせてくれるでしょう。

2. 【メッシュ素材】速乾・軽量で「ガチ勢」感が出ない

最近人気急上昇中なのが、メッシュ素材のサウナハットです。

  • 特徴: スポーティーで薄手。アウトドア用品のような機能美があります。
  • メリット:
    • 清潔感: 水切れが良く、すぐに乾くので衛生的に見えます。ビチャビチャになりにくいのが最大の特徴です。
    • 軽い: かぶっていることを忘れるほどの軽さで、首への負担がありません。
    • コンパクト: 小さく折りたためるので、会社帰りなどに隠して持ち運べます。

「いかにもサウナ好きです!」という重厚感がなく、サラッと使えるため、初心者でも気負わずに使用できます。

私のおすすめは「Wander Forest」のサウナハットです。
【実体験】Wander Forest サウナハットレビュー|メッシュでも効果ある?速乾・大きめで使いやすいの記事で詳しく解説しているので気になる方はこちらもご覧ください。

3. 【深め・シンプル】顔を隠して没入感を高める虚無僧

「誰とも目を合わせたくない」「自分の世界に引きこもりたい」という方は、あえて深めのハット(虚無僧タイプ)を選びましょう。ただし、デザインは無地でシンプルなものを。

  • 特徴: 目元から鼻先まで隠れるほど深い形状。
  • メリット:
    • 視界の遮断: かぶってしまえば周囲が見えなくなるので、「見られているかも」という不安自体が消えます。
    • 呼吸が楽: 口元まで覆うタイプなら、熱い空気を直接吸わずに済み、息苦しさが軽減します。

「自分を守るためにかぶっているんだ」という意志が感じられるスタイルは、逆に周囲から「通だな」とリスペクトされる傾向にあります。

まとめ:他人の目より「自分の髪と脳」を大切にしよう

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 記事の冒頭であなたが抱えていた「うざいと思われたらどうしよう」という不安は、少しは解消されましたでしょうか?

ここで改めて、大切なことをお伝えします。

「うざい」と陰口を叩く人は、あなたの髪が熱で傷んでも、あなたがのぼせて倒れても、一切責任を取ってはくれません。

サウナハットは、ファッションではなく「あなた自身を守る盾」です。 ドラクエパーティーのような迷惑行為さえしなければ、あなたは誰にも遠慮することなく、その盾を使う権利があります。

  1. 集団で群れず、ソロで静かに楽しむ。
  2. 水風呂には浸けず、清潔に扱う。
  3. 目立ちにくい「タオル生地」や「メッシュ」から始める。

この3つを守れば、あなたのサウナライフは劇的に快適になります。 さあ、次はあなたの番です。他人のためのサウナではなく、「あなたのための最高のととのい」を手に入れるために、最初の一つを選んでみてください。

そのハットをかぶった瞬間、サウナ室の熱さが「心地よい暖かさ」に変わり、今まで味わったことのない至福の時間が訪れるはずです。