「ミュージカルに興味はあるけれど、なんだかハードルが高そう…」と思っていませんか?
私も同じ気持ちでしたが今回お付き合いしている彼女からイギリス発の話題作『SIX』を見に行こうと誘われたので人生で初めてのミュージカルに行ってきました!
実際に観てみないとわからない劇場の雰囲気や観劇のマナー、初心者でも楽しめたポイントなど、リアルな体験を交えながら「ミュージカル初心者が観劇を楽しむコツ」**をまとめました。
この記事では、
✅ ミュージカル初心者におすすめの作品
✅ 観劇の基本マナーやチケットの取り方
✅ 実際に『SIX』を観た感想&初心者目線の気づき
などを詳しく解説していきます!
「ミュージカルってどんな感じ?」と思っている方にとって、第一歩を踏み出すヒントになれば嬉しいです。ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
1. ミュージカル初心者が知っておくべき基本情報
ミュージカルとは?(演劇との違い、特徴)
まずはじめに、そもそもミュージカルとはなんなのかがわからなかったので調べてみました。
ミュージカル(英語: musical)は、音楽・歌・台詞およびダンスを結合させた演劇形式。ユーモア、ペーソス、愛、怒りといったさまざまな感情的要素と物語を組み合わせ、全体として言葉、音楽、動き、その他エンターテイメントの各種技術を統合したものである。
wikipediaより引用
音楽や歌、ダンス、お芝居などを統合した総合芸術という感じでしょうか。
次に同じようなものとして扱われる演劇についても調べてみました。
演劇(えんげき、英語: theatre, theater)とは、観客に対し、俳優が舞台上で身振りや台詞などによって、物語や人物などを形象化し、演じて見せる芸術のこと。
wikipediaより引用
ミュージカルからお芝居の要素のみを抜き出した形の文章が書かれていました。
以上のことからミュージカルとは演劇よりも音楽や歌の要素を強調し、それらをメインとした総合芸術ということになりそうです。
この点は実際に見にいった経験から考えると確かにお芝居の要素も多少はありますが基本的に歌っている時間がほとんどだったと思います。
ミュージカルの魅力
初めて見に行った私が思う、ミュージカルの魅力とは「圧倒的な非日常感」だと思います。アーティストのライブのように舞台上で生演奏され、それに合わせて歌やダンスを披露しつつ、お芝居でストーリーが展開していくのですが最初から最後までミュージカルの世界観に浸ることができました。この圧倒的な没入感は音楽や歌でストーリーが展開していくからだと思いました。
通常のアーティストのライブでも「非日常感」は感じることができると思うのですが曲と曲の間にMCが入ったりすると途端に「日常感」が出てきます。(それはそれで面白いのですが)
しかしミュージカルの場合は曲と曲の間もお芝居が続いているので「非日常感」が続きます。そのためずっと世界観に入り込んだ状態で楽しむことができました。
2. 初めての人におすすめのミュージカル作品
- 【国内編】劇団四季、東宝ミュージカルの定番作品
例:「ライオンキング」「アラジン」「レ・ミゼラブル」「エリザベート」など - 【海外編】ブロードウェイ・ウエストエンドで人気の作品
例:「オペラ座の怪人」「ウィキッド」「ハミルトン」など - 【映画版で予習できる作品】
例:「グレイテスト・ショーマン」「ラ・ラ・ランド」「レ・ミゼラブル」
3. ミュージカル初心者の私が『SIX』を観てみた!【体験談】
SIXとは?(簡単なあらすじ・特徴)
まずはじめにSIXのあらすじをご紹介します。
16世紀の英国、テューダー朝。長兄の早世により王位を継承することとなった弟ヘンリー。
梅田芸術劇場HPより
その在位38年間、”ヘンリー8世”は離婚と処刑を繰り返し、6度の結婚を経験する。
「英国史上最も有名でスキャンダラスな暴君」として知られるヘンリー8世…
ではなく、その元妻たち 6人がマイクを握る!
王妃たちは現代に蘇り、歴史上最もパワフルなガールズバンドを結成。
しかし、誰がこのバンドの主役になるのか——
それぞれの愛と喪失、共通する悪名高い元夫の物語、
そしてこれまでの王による王のために語られてきた歴史ではない「彼女たち」の歴史を語り継ぐべく
テューダー朝のヒストリーを、力強く書き直す!
上記の通り過去に実在したヘンリー8世の元妻達を登場人物とした創作ストーリーとなっております。話の詳細はネタバレになるので記載しませんが「SIX」のストーリーを通じて伝えたいメッセージというのは「誰かと比べるのではなく自分自身の心の声に素直になって生きよう」ということではないかと思いました。特に昨今の女性の社会的な立場の見直しという点についても考えるきっかけとしてあえてヘンリー8世ではなくその「元妻達」に焦点を当てたのではないかと思いました。
劇場の雰囲気は?
私は大阪の梅田芸術劇場で観たのですが客層は老若男女幅広い印象です。ただやはり女性が多くいたと思います。お一人で見にきている方や家族カップルなどもバラバラで幅広い層に人気だということがわかりました。
また、ドレスコードは特になく、普通に遊びに出かけるときの服装でも問題ないように思いました。中にはミュージカルファンなのか、SIXのファンなのかはわかりませんが少しよそ行きのドレスを着た女性も見かけましたが大体の方はカジュアルな服装です。
座席の見え方
座席については私はかなり後方の右側で観ましたが思っていたよりも舞台は近く感じ、セットや舞台の一部が見えないということもありませんでしたし、音楽や歌も十分楽しめました。
ただ一番最後に写真撮影OKとなるのですがその時は舞台に近い席の方は立って舞台ギリギリまで行き、撮影していたのでそれは後方だと難しいと思いました。
上演中の感想
- ストーリーの分かりやすさ
- 曲やダンスの印象
- 特に印象に残ったシーン・キャラクター
SIXを観るにあたってはそれなりに予習をしていきました。あらすじと劇中に歌われる楽曲はSpotifyでプレイリストがあり、当日まで何回か聴いていきました。結果ストーリーもすっと理解でき、曲も「あの曲だ!」となるので楽しめました。「絶対聴いておいて」と言ってくれた彼女に感謝です。
曲は全体的に明るく楽しいものが多く、衣装やダンスも煌びやかなものなので目で見て、耳で聴いて元気になれるものだと思いました。
特に最後の楽曲は元妻達の希望に満ち溢れた曲調になっているので自分もこれから自分らしく生きようと思わせてくれるもので印象的でした。
初心者でも楽しめた?
- ミュージカル初観劇としての満足度
- 事前に知っておくとより楽しめるポイント
結論、初心者でも十分に楽しめました!音楽は元々好きでよく聴くタイプでしたし、ストーリーもわかりやすく予想していたよりも楽しかったです。
他にもアニメや映画などが元ネタとなっているものもあるのでそれらも機会があれば観に行きたいなと思いました。
その際はやはりライブと同じである程度予備知識(あらすじや楽曲)を入れておくと120%楽しめるのではと思います・
4. ミュージカル観劇の基本マナー
ミュージカル固有のマナーというのはないと思います。ドレスコードも特にないです。ただ上映中は基本的に食べ物は禁止、飲み物も必要最低限にしてくださいと事前アナウンスがありました。
写真・動画撮影も許可されたタイミング以外はNGでした。全てのミュージカルが同じかはわかりませんが参考にしてみてください。
5. まとめ
いかがだったでしょうか。一見ハードルが高そうなミュージカルですが驚くほど気軽に観ることができて楽しむことができました。
なんとなく興味があるけど一歩踏み出せていない方はこの記事を読んで少しでも大丈夫そうと思えたらチケットを購入して行ってみてください!

