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【サウナ東京 vs DESSE】東と西の頂上決戦!実際に行ってわかった決定的な違い

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「東のサウナ東京、西の大阪サウナDESSE(デッセ)。」 今、日本のサウナシーンを牽引しているのが、この2つの超大型・都市型サウナです。

どちらも洗練されたデザイン、豊富なサウナ室、そして高めの価格設定という共通点があり、サウナ好きなら一度は行ってみたい憧れの施設でしょう。しかし、SNS上のスペック情報だけを見て「だいたい同じような施設だろう」と思っていませんか?

結論から言うと、この2つの施設は「似て非なるもの」でした。

実際に両施設を体験した筆者が断言します。 「静寂と没入感」を求めるならサウナ東京、「エンタメと開放感」を求めるならDESSEです。

本記事では、実際に足を運んだからこそ気づいた「水風呂の落とし穴」や「意外な騒音問題」など、リアルな体験談を交えて徹底比較します。

【一目でわかる】サウナ東京 vs 大阪サウナDESSE 比較表

まずは、両施設の基本的な違いを整理します。 時間がない方は、この表と太字部分だけチェックしてください。

項目サウナ東京大阪サウナDESSE
場所東京・赤坂大阪・心斎橋
サウナ数5種類8種類(※)
水風呂3種類
(シングル・約20℃・冷やし湯)
4種類
(水深150cm・シングル等)
雰囲気徹底した「静寂・没入」
お喋りNGのストイックな空間
大人の「テーマパーク」
会話OKエリアもある賑わい
休憩ブレインスリープ完備
空調管理された「内気浴」最強説
ファンの風が心地よい
半外気浴&分散型休憩
料金体系時間制(1時間〜)
※自動延長システム
時間制(1時間〜)
or フリータイム
特徴「ととのい」への執念を感じる。
環境制御が完璧。
「巡る楽しさ」がある。
水風呂へ飛び込むワクワク感。

※DESSEは男女入れ替え日やエリアによって利用できるサウナ数が変動します。

1. 雰囲気:静寂の「庵」か、大人の「テーマパーク」か

まず足を踏み入れて感じるのは、施設全体が纏う「空気感」の決定的な違いです。どちらも黒やグレーを基調としたシックなデザインで、男心をくすぐる点は共通していますが、目指している方向性が真逆と言えます。

サウナ東京:自分と向き合うための「黒の要塞」

サウナ東京の館内は、全体的に照度が低く、黒で統一されています。
特徴的なのは、「静寂」に対する意識の高さです。

「ワイワイガヤガヤ楽しむ」という雰囲気は皆無。そこにいる全員が、黙って自分の世界に入り込み、ととのうことだけに集中しています。朝9時の利用ですら、すでに前泊組がいるほどの人気ぶりですが、人が多くても静けさが保たれているのが印象的でした。

▼サウナ東京の雰囲気まとめ

  • とにかく暗くて静か。
  • お喋りはしたくない、一人で集中したい人に最適。
  • 「サウナ=精神統一」と考えるストイック派向け。

大阪サウナDESSE:ワクワクが止まらない「サウナテーマパーク」

対するDESSEは、一歩足を踏み入れるとそこはまるで「大人のテーマパーク」。
シックな内装はサウナ東京と似ていますが、最大の違いは「黙浴が絶対のルールではない」という点です(エリアによります)。

館内は比較的ワイワイしており、友達同士で感想を言い合いながら楽しんでいる姿も多く見られます。また、構造が立体的で迷路のようなワクワク感があり、静かに座っているというよりは、次から次へと新しいエリアを探検したくなるような高揚感があります。

▼DESSEの雰囲気まとめ

  • シックだが活気がある。
  • 友達と一緒に行っても気兼ねなく楽しめる。
  • 静けさよりも「楽しさ」「高揚感」を求める人向け。

2. サウナ室比較:王道の熱圧 vs コンセプトの多様性

続いて、サウナ室の質についての比較です。どちらもハイクオリティですが、「熱さの質」と「楽しみ方」に違いがありました。

サウナ東京:メインサウナ「蒸喜乱舞」の圧倒的火力

サウナ東京には5つのサウナがありますが、特筆すべきはやはりメインの「蒸喜乱舞」です。 最大収容人数が多く、オートロウリュとスタッフによるアウフグースが頻繁に行われています。

感想を一言で言えば、「とにかく熱い」。 昭和ストロングスタイルとはまた違う、最新の設備による重厚な熱圧が身体を包み込みます。他にもセルフロウリュ可能な「手酌蒸気」や、集中できる半個室の「瞑想」などがありますが、「ガツンと熱いサウナに入って、強制的にととのいたい」という欲求を最短距離で叶えてくれるのはサウナ東京です。

大阪サウナDESSE:水風呂直結の「川サウナ」体験

DESSEは8つのサウナ(※)を持ち、それぞれが「川・森・庭・茶室」といった明確なコンセプトを持っています。

私が一番気に入ったのは「川サウナ」です。 このサウナの最大の特徴は、サウナ室の中から直接水風呂へ飛び込める(汗を流してから)という動線。しかし、ギミックだけでなくサウナとしてのセッティングも秀逸でした。温度と湿度のバランスが非常によく、アウフグースを受けた時の心地よさは格別です。

▼サウナ室比較の結論

  • 熱さ重視ならサウナ東京: 「蒸喜乱舞」の熱圧は中毒性あり。
  • 体験重視ならDESSE: 「川サウナ」の水風呂直結体験は唯一無二。

3.水風呂比較:名物「150cm水風呂」は本当に必要か?

ここが今回の比較レビューで最もお伝えしたいポイントです。 スペック至上主義になりがちなサウナ界隈において、「深い水風呂=正義」という常識に、あえて疑問を投げかけたいと思います。

私はDESSEの150cm水風呂には入らなかった

DESSEの目玉といえば、大阪一の深さを誇る水風呂(水深150cm)です。 しかし、私は今回あえて利用しませんでした。理由は以下の2点、「安全性」と「効率」です。

1. 安全面のリスク(ハシゴ問題) 深い水風呂に入るためには、高い段差やハシゴを登る必要があります。サウナ直後の、血圧が変動してフラフラになりがちな状態で、ハシゴを登り降りするのはシンプルに危ないと感じました。

2. 時間的ロス(待ち時間問題) この水風呂は1人ずつしか入れない構造のため、混雑時には順番待ちが発生します。サウナ室を出て、心拍数が上がっている最高のタイミングで「水風呂待ち」をするのはあまりにも時間が勿体無い。 冷やすという目的だけであれば、並ばずに入れる通常の水風呂の方が、ととのいのリズムを崩しません。

サウナ東京の水風呂は「ストレスフリー」

対してサウナ東京の水風呂は、派手さこそありませんが、広くて入りやすく、水温のバリエーションも豊富(シングル、約20℃など)です。 「サウナ室を出て0秒で汗を流し、即座に冷却される」というサウナの基本動作において、ストレスがないのはサウナ東京でした。

▼水風呂比較の結論

  • DESSEの深い水風呂: 話題性は抜群だが、動線と待ち時間に難あり。
  • サウナ東京の水風呂: 実用性と動線重視。ととのいのリズムを崩さない。

4. 休憩スペース比較:空調の妙と「音」の意外な関係

サウナの満足度を最後に決めるのは「休憩(内気浴・外気浴)」です。 ここで私は、サウナ東京にとてつもない感動を覚えました。

サウナ東京:ブレインスリープ×完全空調=「雲の上の体験」

サウナ東京の休憩スペースは、私がこれまで体験した施設の中で間違いなくNo.1です。

理由1:ブレインスリープのマット 高級寝具メーカー「ブレインスリープ」のマットと枕が敷かれたスペースがあります。ここに寝転んだ瞬間、身体が沈み込みすぎず、浮きすぎず、まるで雲の上に浮いているような感覚に陥りました。 この浮遊感の中でのととのいは、まさに未体験ゾーンです。

理由2:都市型ならではの「空調管理」 サウナ東京には外気浴がありません。しかし、それが逆にメリットになっています。 外気浴は、冬は寒すぎたり、夏は暑すぎたり、雨が降ったりと環境要因に左右されます。しかしサウナ東京は、ととのいのために計算し尽くされた室温と気流が管理されており、1年365日、最高のコンディションで休憩できます。

意外な弱点:サウナ東京の「バーカウンター騒音」

しかし、完璧に見えるサウナ東京の休憩スペースにも、一つだけ気になる点がありました。 それは「バーカウンターの音」です。

ととのいスペースのすぐ横にドリンクカウンターがあるため、オーダーの声や、氷を砕く音、シェイカーを振る音が結構な音量で響き渡ります。 「静寂」を売りにしているだけに、この生活音・作業音は、ととのいの集中力を削ぐノイズになっていました。

DESSEの逆転現象:ファンの風と静寂

一方、DESSEの休憩スペースは、特定の一箇所に集約されているわけではなく、椅子の周りで扇風機(ファン)が回っているスタイルです。

驚いたのは、「賑やかなはずのDESSEの方が、休憩中は静かだった」という事実です。 DESSEにもバーカウンターはありますが、サウナ東京ほど頻繁に注文が入っていないのか、あるいは場所が離れているのか、作業音がほとんど気になりませんでした。 ファンの心地よい風(ホワイトノイズ)だけを感じながら、結果的に深くリラックスできたのはDESSEの椅子でした。

▼休憩スペース比較の結論

  • 寝心地・環境の質ならサウナ東京: ブレインスリープと空調は神レベル。ただしバー付近は避けるべし。
  • 静けさ・気楽さならDESSE: 分散型の席配置とファンの風が心地よい。意外と静か。

総合評価・まとめ:あなたにおすすめなのはどっち?

ここまで、雰囲気・サウナ・水風呂・休憩の4点から、「サウナ東京」と「大阪サウナDESSE」を比較してきました。

どちらも入館料に見合う、いやそれ以上の体験ができる素晴らしい施設であることは間違いありません。しかし、「何を最優先するか」によって、選ぶべき施設は明確に分かれます。

【サウナ東京】に行くべき人はこんな人

  • 「ととのい」の質を極限まで高めたい人
  • お喋りや雑音を遮断して、静かに自分と向き合いたい人
  • ブレインスリープの「雲の上」体験をしてみたい人
  • 天候や季節に関係なく、安定した環境を求めている人
  • 注意点: バーカウンターから離れた奥の席を確保しましょう。

【大阪サウナDESSE】に行くべき人はこんな人

  • サウナを「エンターテイメント」として楽しみたい人
  • 友達と一緒に、少し賑やかな雰囲気で過ごしたい人
  • 色々なコンセプトのサウナ室を巡り、探検したい人
  • 注意点: 深い水風呂は無理に入らず、安全と効率を優先しましょう。

東の静寂、西の熱狂。 ぜひこの記事を参考に、あなたの今の気分にフィットする「最高のサウナ体験」を選んでみてください。個人的には、あのブレインスリープの浮遊感を味わいに、またサウナ東京へ足を運んでしまいそうです