サウナタオル

サウナのタオルの巻き方完全ガイド|腰巻き・忍者巻き・羊巻きと落ちないコツ

サウナタオル巻き方アイキャッチ

サウナで「タオルってどう巻くのが正解なのか」と迷うことはありませんか。
腰に巻くのか、頭に巻いても変ではないのか。私も初心者の頃は同じ悩みを抱えていました。

ある日はサウナハットを忘れてしまい、タオルを頭と顔に巻いてなんとか乗り切った経験があります。
そのとき、正しい巻き方を知っていればもっと安心できたのに、と強く感じました。

結論としては、初心者が覚えるべきタオルの巻き方は3つだけです。
それに加えて人気の応用巻き2つもご紹介します。
この記事では、その基本の巻き方とマナー、ずれないコツ、シーン別の使い分けまで分かりやすく解説します。

今日からタオルの扱いで迷うことはなくなるはずです。

目次

初心者がまず覚えるべき「基本のタオル巻き方3つ」

サウナで迷ったら、まずはこの三つの巻き方だけ覚えておけば安心です。どれも簡単で自然に見え、初心者が不安に感じやすい「恥ずかしさ」や「ずれ落ち」を減らせる方法です。
さらに後半では、最近人気が高い「応用巻き方」も紹介します。

腰に巻くスタンダードな巻き方(落ちにくい手順)

一番ベーシックで、どのサウナでも浮きにくい巻き方です。

手順は次の通りです。

  1. タオルを横長に持ち、体の前で腰に当てる
  2. そのまま後ろまで一周巻きつけて、前で端同士を重ねる
  3. 端を支えながら、タオルの上辺を外側にひと折りする
  4. 折り返し部分を腰骨の上に軽く乗せて固定する
  5. 立ち上がる前に一度だけ、腰をそっと押さえてゆるみを確認する

折り返し部分が「輪」になり、腰骨にフィットすることで落ちにくくなります。

頭を守る「忍者巻き」のやり方

サウナハットの代わりとして頭・顔の熱をしっかり防ぐ巻き方です。

手順は次の通りです。

  1. タオルを横長に広げ、頭にふんわりとかぶせる(前側を少し長めにする)
  2. 長いほうの端を、頬から耳・口元にかけて覆うように下ろす
  3. 反対側の端を、あご下にくぐらせて重ねる
  4. 重ねた部分をタオルの内側へ押し込み固定する
  5. 呼吸や視界が確保できるように位置を微調整する

熱が強いロウリュやアウフグースで特に効果を感じやすい巻き方です。

肩から腰まで覆うバスタオル巻き

露出を抑えて落ち着いて入りたい人に適した巻き方です。

手順は次の通りです。

  1. バスタオルの上辺を胸の少し上に当てる
  2. 体を一周するように巻く
  3. 前にきた両端を軽く引っ張りフィットさせる
  4. 一方の端を内側へ折り込み、もう一方の端をその上に重ねる
  5. 上辺を少しだけ内側に折り返して固定する

ただし、一部の専門サウナではバスタオル入室が禁止されているため、ルール確認は必須です。

人気のタオル巻きバリエーション(応用編)

検索ユーザーの中には「かわいい巻き方」や「サウナハット代用」を知りたい人も多いため、ここで代表的な2つを紹介します。

韓国ドラマでおなじみの「羊巻き」

韓国の温浴文化でよく見る、タオルを「角(つの)」のようにくるっと丸めたかわいい巻き方です。
写真を撮りたい人や、友達と行くときに盛り上がる巻き方です。

ざっくり手順:

  1. タオルの短い辺を左右3〜4回ずつ丸めて「角(つの)」をつくる
  2. 真ん中の平らな部分を頭に乗せる
  3. 左右の「角(つの)」を軽く外側に広げて形を整える

実用性よりビジュアル重視の巻き方ですが、人気検索にも多くヒットするため押さえておきたい一つです。

サウナハット代わりの「サウナハット巻き」

タオルを帽子状にして被る、簡易サウナハットのような巻き方です。
頭皮を守りたい人・熱に弱い人に向いています。

ざっくり手順:

  1. タオルを横長に広げ、後頭部を包むようにかぶせる
  2. 前側の端を頭頂部に向かって折り上げる
  3. 折り上げた部分を後頭部側へ倒して「帽子」の形にする
  4. ずれないよう耳横で軽く押さえて調整する

忍者巻きより軽めで、ただ頭を守りたい人にちょうど良い方法です。

サウナでタオルを巻くのはアリ?【マナーを守れば問題なし】

サウナでタオルを巻くことに抵抗を感じる人は少なくありません。
しかし、多くの施設では腰に巻くスタイルや、頭にタオルを巻くスタイルは自然に受け入れられており、基本的には問題ありません。

タオルを巻くことで汗が床に落ちにくくなり、肌の露出も抑えられるため、周囲の人への配慮にもつながります。
初心者や恥ずかしさを感じやすい人にとっては、安心してサウナに入るための“心の支え”にもなります。

ただし、施設ごとにルールは異なります。
水風呂ではタオルを体に巻かないように指示している施設が多く、バスタオルの着用を禁止しているサウナもあります。
初めての場所では入口の案内表示や公式サイトを確認すると安心です。

私自身、サウナに通い始めた頃は「巻くのって変じゃないのかな」といつも迷っていました。
大阪のサウナでは腰巻きの人も普通に見かけるため、実際はかなり自然な文化です。
サウナハットを忘れた日は、タオルを頭と顔に巻いて入ったこともありますが、周囲から気にされることもなく、むしろ頭の熱が和らいで快適でした。

タオルを巻くかどうかで悩む必要はありません。
まずは自分が落ち着ける巻き方を一つ試してみるところから始めると、サウナ時間が一気に快適になります。

シーン別|サウナタオルの使い分け

サウナでは、同じ巻き方でも「どのタイミングで使うか」で快適さが大きく変わります。ここでは、サウナ室・水風呂・外気浴の3つの場面で、タオルをどう扱うと自然で失敗しないかをまとめます。

サウナ室でのタオルの使い方

サウナ室では、腰巻きか頭巻きのどちらか一つが基本です。
腰巻きは体の露出を抑えられ、座るときにタオルが汗を吸ってくれるので衛生的です。
熱さが気になる場合は、タオルを頭に巻いておくと体感がかなり変わります。

特にロウリュの強い施設では、頭や顔に熱が集中しやすいので、軽く顔まで覆うように巻くと快適です。サウナハットの代わりとしても十分効果があります。

水風呂でのタオルの扱い

多くの施設では、水風呂に入るときの「腰巻き」は禁止されています。
タオルを巻いたまま入水すると、繊維についた汗や雑菌が水に広がってしまうためです。

水風呂に入るときは、
・タオルを軽く体に当てて汗をぬぐう
・その後は手に持つか、体にかからない位置に置く
この2点を意識しておくと自然です。

タオルを濡らしたくない場合は、サウナ室の外にあるフックや棚に置いておくと扱いやすくなります。

休憩・外気浴でのタオルの使い方

外気浴では、腰巻きか肩にかけるスタイルが自然です。
風が強い日はタオルがめくれやすいので、腰巻きは少し深めに差し込むと安心できます。

椅子に座るときは、タオルを軽く敷いておくと肌が冷えにくく、衛生的にも落ち着きます。
汗が落ちにくくなるので、外気浴を長く楽しみたいときにおすすめです。

各シーンでやることは大きく変わりませんが、目的は「熱対策」「衛生」「安心感」の3つです。
状況に合わせて少し使い分けるだけで、サウナの居心地が一段と良くなります。

タオルがずれない・落ちないためのコツ

サウナで腰巻きをするときに、タオルがずれたり落ちてしまうと落ち着かず、サウナに集中できなくなります。特に初心者は巻きがゆるくなりやすく、立ち上がった瞬間にヒヤッとすることもあります。ここでは、私自身が試してきた中で「最も簡単で落ちにくい」と感じたコツをまとめます。

一周巻いて「外側に折り返す」と安定しやすい

腰にタオルを巻くときは、まず体に一周ぐるっと巻きつけ、端を軽く重ねます。
そのあと、巻いたタオルの上辺を外側にひと折りするだけで安定感が大きく変わります。

折り返した部分が“輪っか”のようになって腰に引っかかるため、歩いてもゆるみにくく、立ち上がったときにも落ちにくくなります。
初心者でも再現しやすい、最もシンプルで失敗の少ない方法です。

私も最初は巻き方が弱く、すぐに緩んでしまっていましたが、この折り返しを覚えてからはタオルが落ちる不安がほとんどなくなりました。

折り返し部分を「腰骨」に乗せるとさらに落ちにくい

タオルの折り返しは、骨盤の上の出っ張りである「腰骨」に軽く乗せるようにすると、固定力がさらに増します。
腰骨に引っかかるとタオルが滑りにくくなり、少し動いてもずれないため、安心して動けます。

特に細めのフェイスタオルやスポーツタオルでも安定しやすくなるので、どんなタオルでも使えるテクニックです。

巻く前に体の水分を軽く拭いておく

体が濡れているとタオルが滑りやすく、どんな巻き方でも落ちやすくなります。
サウナ室に入る前に、腰まわりだけでも軽く水分を拭き取っておくと、格段に密着しやすくなります。

特に腰骨のあたりを軽く拭いておくと、折り返しと組み合わせたときの安定感が高まります。

動くときは「腰をそっと押さえる」だけでも安心

立ち上がる瞬間や場所を移動するときに、腰のあたりを手で軽く押さえるだけでも落下防止になります。
多くの常連が自然にやっている動作で、ほんのひと手間で“事故”を防げます。

慣れるまでは習慣づけておくと安心です。

折り返し式の巻き方と、腰骨の活用、体の水分を拭く習慣。この三つを押さえておけば、タオルが落ちる心配はほとんどありません。
初心者ほど効果を実感しやすいので、まずは次のサウナで試してみてください。

巻きやすいタオルの選び方

タオルの巻き方を工夫しても、そもそもタオル自体が巻きにくいと安定しません。
サイズ・素材・厚みの違いで扱いやすさは大きく変わるため、自分に合ったタオルを選ぶことが快適さにつながります。ここでは、初心者でも選びやすいポイントをまとめます。

扱いやすいサイズは「フェイスタオル」か「スポーツタオル」

腰に巻きやすいおすすめのサイズは、
・一般的なフェイスタオル(約34×80〜90cm)
・細長いスポーツタオル(約34×110cm)
のどちらかです。

フェイスタオルはコンパクトで扱いやすく、折り返し式の腰巻きとの相性も良いサイズです。
スポーツタオルは長さがあるため、腰にぐるりと巻きやすく、体型に関係なく安定しやすいのが特徴です。

バスタオルは覆える範囲が広いものの、巻いたときに重くなりやすいため、腰巻きには向かない場合があります。

素材はコットンが扱いやすい

巻きやすさと安定感を求めるなら、吸水性が高く手触りの良い「コットン素材」が扱いやすいです。
生地に適度な厚みがあり、折り返しをしたときに腰骨に引っかかりやすく、ずれにくくなります。

逆にマイクロファイバー素材は軽くて乾きやすい反面、肌との摩擦が弱く滑りやすいため、腰巻きには少し不向きです。
サウナハット代わりに頭に巻く用途では便利ですが、腰に巻く安定感はコットンの方が優れています。

厚みは「薄すぎない・厚すぎない」を選ぶ

タオルが薄すぎると、折り返したときに腰に引っかかりにくく、動くとすぐにゆるんでしまいます。
逆に厚すぎると、折った部分が大きく膨らんで差し込みにくくなり、これも安定しにくくなります。

目安としては、一般的なフェイスタオルの中でも「ややしっかりめ」の厚さを選ぶと扱いやすいです。
家にあるタオルを触ってみて、ふにゃっと潰れるほど薄いものは避けたほうが安定します。

サウナではタオルを二枚持ちすると便利

サウナ初心者ほど「タオルを二枚持ち」がおすすめです。
一枚は腰巻き用、もう一枚は体を拭く用として分けて使うことで、巻き用のタオルを常に乾いた状態に保てます。

濡れたタオルを巻くと滑りやすく、落ちやすくなるため、腰巻き用は極力濡らさない方が安定します。

扱いやすいサイズと素材、そして適度な厚み。この三つが揃ったタオルを選ぶだけで、腰巻きの安定感は大きく変わります。
サウナで快適に過ごしたい人ほど、タオル選びにも少しこだわる価値があります。

具体的にはどんなタオルが良いの?という方は【保存版】サウナタオルおすすめ7選|速乾・吸水・持ち運びやすいモデル完全ガイド【2025年版】の記事も見てみてください。

あれこれ悩みたくないという人はMOKUタオルはサウナに最適?アラサー男子がこだわりで選ぶ理由を実体験レビューの記事で紹介しているMOKUタオルが間違いないです。

初心者が不安に思いやすいQ&A

サウナに慣れていないと、タオルの扱いひとつでも「これって大丈夫?」と迷うことがあります。ここでは、よくある疑問をまとめて解説します。

Q:サウナ室でタオルを巻いている人って実際にいますか?

います。特にスーパー銭湯や男女共有の休憩スペースがある施設では、腰巻きの人は珍しくありません。
大阪の街サウナでも、腰巻きの人は一定数いる印象です。周囲から浮くことはほとんどありません。

Q:頭にタオルを巻くのは変じゃないですか?

まったく変ではありません。
熱から頭や顔を守れるため、ロウリュやアウフグースではむしろ理にかなった使い方です。
サウナハットの代わりとして、多くの利用者が自然に行っています。

Q:水風呂ではタオルを巻いて入ってもいいですか?

基本的にはNGです。
汗や雑菌が水に広がる原因になるため、ほとんどの施設が禁止しています。
水風呂に入る前にタオルで軽く汗を拭き、その後は手で持つか、近くの棚に置いて入るのが自然です。

Q:恥ずかしさがどうしても気になってしまいます。

まずは腰巻きだけ覚えておけば大丈夫です。
体の露出が抑えられるので安心感が生まれ、恥ずかしさはかなり軽減されます。

私も初心者の頃は周囲の視線が気になりましたが、巻き方が安定してからは気持ちが落ち着き、サウナに集中できるようになりました。

Q:女性は巻き方が違いますか?

基本は同じですが、女性の場合はバスタオルで胸から下を隠す巻き方を選ぶ人が多いです。
ただし、専門サウナではバスタオルの入室を禁止している施設もあるため、事前に確認が必要です。

まとめ|迷ったら「腰巻き」と「頭巻き」だけ覚えればOK

サウナでタオルをどう扱うかは、初心者が最初につまずきやすいポイントです。
ただ、難しく考える必要はありません。今回紹介した内容のうち、まず覚えておきたいのは次の二つだけです。

・腰に巻いて外側に折り返す、落ちにくい巻き方
・頭にタオルを巻いて熱から守る、シンプルな頭巻き(忍者巻き)

この二つができれば、ほとんどの場面で自然にタオルを扱えるようになります。
体の露出が気になるときも、頭が熱くなりやすいときも、この基本だけで十分に対応できます。

タオルが落ちないコツや、サイズや素材の選び方も大切ですが、最初からすべて覚える必要はありません。
まずは一つの巻き方を自分の“定番”にして、そこから少しずつ応用していけば大丈夫です。

次にサウナへ行くときは、今日読んだ中で「これならできそう」と感じた巻き方を一つだけ試してみてください。
それだけでも、不安が消え、サウナの時間が一段と快適になります。